7月6日(水)妊娠して変わるお口の環境
2016/07/06 お知らせ
こんにちは、清水歯科医院の歯科衛生士、川島です☆
みなさんは、赤ちゃんの歯がいつ作られているかご存知ですか?
実は妊娠中、お母さんのお腹の中にいる時に乳歯や永久歯の歯の元になる芽がすでに作られ始めているんです!
しかし妊娠すると女性ホルモンの増加や、つわりなどでお口の中の環境が大きく変化し、虫歯になりやすかったり歯肉が腫れてしまいます。
虫歯も歯周病も感染症の一種であり、お母さんの胎盤を通して赤ちゃんに移ってしまうこともあると言われています。
また、出産前に虫歯菌を減らしておくことで、生まれてくる赤ちゃんのお口に感染させるリスクを減らすことができるので、妊娠中の口腔ケアはとっても大切なんです。
とくに今回みなさんにお伝えしたいのは、
つわりで吐いた直後は注意してください!
吐いた直後の歯磨きは、歯の磨耗を引き起こし酸蝕症となる危険性があるため、唾液でお口の中が中和されるまで、約30分は歯磨きを控えるのがよいでしょう。
水や洗口液などでうがいを十分にして、胃液などの残留をまず洗い流して下さい。また、つわりの嗜好の変化により柑橘類などの酸性食品ばかりを食べるようになっている場合も、酸蝕症に対するケアが必要です。
酸に対しエナメル質を保護、強化するフッ素入りのジェルなどがオススメです(^∇^)前回フッ素について詳しく説明させて頂いた記事があるので参考にしてみてください!
個人差があると思いますが、つわりがひどく、歯磨きができずに心配されている方も多いと思います。
そんな心配を少しでも解消できるよう、次回はつわり時におけるブラッシングのポイントをお話します!